赤い羽根共同募金に関する豆知識
赤い羽根共同募金運動は・・・
赤い羽根共同募金運動は、昭和22年「国民たすけあい運動」として、戦後の貧困救済を目的にはじまり、今日までの民間の地域福祉活動を財政面から広く支援してきました。募金運動期間は、厚生労働大臣が定めた10月1日から3月31日までの6ヶ月間で、全国一斉に取り組まれています。
※第1回共同募金は総額5億9,000万円(現在の貨幣価値に換算すると、約1,200億円~1,500億円)
赤い羽根共同募金運動は、今・・・
現在も続いている募金運動は、赤い羽根をシンボルに地域のみなさんに支援されています。
しかしながら、近年、私たちの生活が豊かになるとともに貧困救済を目的に誕生した共同募金に対する社会全体の行動や意識に変容がみられるようになるなか、共同募金は何に応えていくのか?叫ばれるようになってきました。
変容する時代のなかで・・・
世の中が便利になった一方で、地域の困りごとや悩みごとは年々増加・多様化しています。また、その問題解決も複雑・困難化しており、公的制度や民間福祉施設などの福祉サービスでは対応できない狭間ニーズも少なくありません。そのなかで解決の鍵を握るボランティアやNPOなど地域の人による福祉活動が注目されています。
新たなスタート!!
そこで、共同募金は「地域福祉の推進」を目的に地域を良くしようと頑張っている人を応援する運動へ展開を図りました。
福井県共同募金会では「地域で集めて地域で使う共同募金運動」を目指すため、募金に協力する人や募金を活用する人が一緒になって募金の集め方や使い方などを考える組織として、各市町村に共同募金委員会の設置に取り組み、坂井市においても平成21年4月『坂井市共同募金委員会』がスタートしました。
委員会の中心となる運営委員は、市民の代表21名で構成され、その取り組みのひとつとして事業助成の公募を募り、市内ボランティアやNPO等が実施する事業への助成を行っています。
組 織
赤い羽根共同募金は、福井県共同募金会のもとに坂井市共同募金委員会が組織されています。また、各都道府県共同募金会の取りまとめや調整機関として中央共同募金会が組織されています。
共同募金委員会の取り組み
市区町村ごとに組織された共同募金委員会では、各都道府県共同募金会のもと、その地域における募金運動の啓発、募金運動の実施、助成事業の審査などを行います。
共同募金運動の流れ
共同募金は、翌年度の活動に必要な分だけを事前に計画を立てて募金運動を行います。
当 年
4~5月 助成事業の公募 ※翌年に助成
↓
6~8月 公募審査(内定)・目標額の設定
↓
10~12月 募金運動の実施
翌 年 ↓
4月 内定事業への助成、事業実施
目標額ってなぁに?
目標額とは、内定したすべての事業助成額に募金運動に必要な事務費を合わせた総額を示します。目標額に対して実績額が達しない場合には、内定した事業助成額へ100%助成できないことも考えられ、地域を良くしようと頑張っている人たちが実施する活動や取り組みへの影響が懸念されます。